ライフ・オブ・パイ~トラと漂流した227日。

 

リチャード・パーカー!!!!!!!!!!

この作品内に出てくるトラの名前です。

 

この映画はタイトルの通り、パイという少年と1頭のトラが227日間ボートで漂流するという内容です。

 

ナルニア国物語アスランのように、パーカーは喋りません(笑)が、この作品もめちゃくちゃ面白い!

 

この作品の良いところは、種族が違っていても、互いと互いが影響しあって助けあっていけるということです。(互いが望めば助け合うことができるという感じ。)

でも、この映画の本質は“違い”とか“区別”にあって、結構リアルな感じが他の感動モノとは異なります。

 

以下ネタバレ注意!!!!!!!

結末は、2人(1人と1頭)とも生き残ります。

でも、それは、パイの頭の良さや環境への適応能力とパーカーの野生動物としての威厳があったからです。

パイとパーカーでなければ、2人とも◯んでしまっていたかもしれません。

 

パイはその頭の良さからイカダをボートとは別に作成してパーカーとの距離を取ったり、食料を確保したりします。

パイがいたから、パーカーも食べることができました。

 

そして、パーカーが近くにいることで、ある種の緊張感がパイに生まれ、生に対する執着を最後まで保てたともいえます。

パイは少し、パーカーに対する愛情があったかもしれません。

“自分ひとりではない”という思いが、互いの命を救ったともいえます。

 

パーカーは、それでも、最後まで野生動物であったことが本当に素敵でした。

変にパイに懐いたりしなかったことで、この映画が良作になったと思います。

 

でもこのパーカー当たり前ですが、全部CGなんですよ。

この世には存在しないのです。

 

最近のCGはリアルすぎて悲しくなりますね!

「バック・トゥー・ザ・フューチャー」みたいに、ここでCGが使われているなー。とわかった時代のほうが夢がありました。

パーカー本当にきれいなトラなので、本物がいたら良いのになー。

 

映像自体もとても美しいので、とてもおすすめです。

 

ばいばい!